非正規雇用という言葉
非正規雇用の労働者の待遇に関する最高裁の判決が続きました。
日本における同一労働同一賃金というものが、非正規雇用の労働者にとって、今後も不遇な内容になってしまうという危惧を抱いた方もいらっしゃると思います。
判決の分析の類いは書きませんが、非正規雇用という言葉は、以前から適切ではないと感じていたので、そのことを書きます。
非正規雇用という言葉が当たり前に使われていますが、労働者のことを非正規という言葉を使って表現することに、違和感以上のものを感じるのです。
私の持っている国語辞典では、正規の意味を「正式にきめられていること」としています。
では、非正規雇用というのは、正式に決められていない雇用でしょうか?
違いますよね。
採用する会社が正式に条件を決めて雇用しているのですから、非正規雇用というのは変だと思うのです。
また、非正規雇用の労働者の方は、普通に働いていらっしゃると思うのですが、これは正式にきめられていない労働でしょうか?
違いますよね。
会社の正式な指示に従って働いているのですから、非正規雇用というのは変だと感じます。
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