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2018年9月

ほったらかしの持ち主

また台風が近づいているそうです。

先日の台風21号の際に思ったことなのですが、台風の被害を小さくすることを、何も行わない人が多いようです。
(私が子どものころは、木造の住宅ですと、雨戸に釘打ちをしたり、ガラス窓に覆いをしたりと、台風が近づいていることを知ったころになると、近隣からトントン、ドンドンという作業の音が聞こえてきました。)

これについて、「最近の建物は頑丈になったから、備える必要がないんだよ」という意見の方がいらっしゃるかもしれません。

でも、先日の台風21号の過ぎ去った後に、自宅の周辺を見た限りでは、そうであるとは言えないと感じました。

屋根、壁や扉が壊れたという建物があったのですが、そのほとんどは、壊れても不思議ではない物ばかりでした。

壊れても不思議ではない物とは、ほったらかしであった、ということです。

大学で建築を学び、短い期間ですが建築にかかわる仕事をした私の考えではありますが、メンテナンスが10年以上行われていないのではと、思われる建物ばかりと感じました。

単に古いだけでなく、トタンが浮いていたり、部材が朽ちていたりと、風の力が加われば変化が予見できるものばかりでした。
(付近を歩いていて、以前から気がついていた物ばかりでした。)

これらの持ち主は、壊れたら直せばよい、というお考えから、普段はほったらかしにしているのでしょうか?

台風21号が過ぎ去ってから、応急措置を施した持ち主がいる一方で、壊れっぱなしのままの持ち主がいるのです。

壊れっぱなしの建物に、別の台風が接近したらどうなるでしょうか?

風力次第かもしれませんが、さらに損壊が生じる可能性があります。

長々と状況を書きましたが、壊れっぱなしの建物の持ち主について、皆さんはどう思われますか?

私は無責任なことをしているなと、思っております。

なぜかと言えば、持ち主以外の人に迷惑が生じる可能性を、分かっているのかなと、考えるからです。

屋根、壁や扉の一部が飛んで、他人の身体や財産にぶつかることを考えないのかと、私には不思議に思えるのです。

他人の身体や財産にぶつかって損害が発生したら、その後に賠償してくれるでしょうか?
(メンテナンスをせずにほったらかしにしている人を、当てにできるでしょうか?)

ほったらかしの持ち主に損害を伝えても、「台風は自然災害だから、弁償する義務はない」などと、相手にしてくれないのではないでしょうか?

一般論として、自然災害の免責というのは、通常必要である保守管理を行っている場合です。

メンテナンスをせずにほったらかしにしていた、というのは、一定の賠償責任があると考えます。

日本では私有財産が認められていますが、私有財産の自由が強調される一方、他人への影響・配慮が軽んじられている面があると、私は思います。

自動車には車検というものがありますが、あれは持ち主任せでは安全の不安があるからだろうと考えます。
(自動車も私有財産の一つですが、車検により国が一定の関与をしていると考えます。)

だから、建物についても、車検のように一定期間ごとに検査して、修繕を求める制度が必要なのではと考えます。

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老人の多い日本社会

敬老の日が過ぎたので、書いているのではありませんが、意思のやり取りができない、会話の成立しない老人に関して、困った経験はありませんか?

加齢により能力が衰えることは珍しくないと思いますが、意思のやり取りができない、会話の成立しない老人が相手方になった場合には、トラブル状態が続く・解決しない、泣き寝入りになってしまう、といったことになってしまうでは、本当に困るのです。

成年後見制度というものがありますが、これは成年後見制度の対象となる老人側が利用するという制度設計になっていると考えます。

だから、意思のやり取りができない、会話の成立しない老人の相手方となった人が、成年後見制度の利用を求めることは、制度上難しいのです。

意思のやり取りができない、会話の成立しない老人の相手方を守る制度が、老人の多い日本社会には必要になっていると、私は思います。

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アマチュアスポーツと利権

最近のテレビの報道によると、またスポーツの団体の絡むトラブルが、発生したようです。

今回もアマチュア競技の団体のようですが、私には、アマチュアであるが故に、トラブルの原因となっているように思えます。
(別のアマチュア競技団体のトラブルを思い出すと、同様であると感じました。)

アマチュアの競技者というのは、本来、競技を職業としてしていない人のはず。

しかし、アマチュアの競技者のコーチ・指導者や競技団体の関係者には、プロ(職業)としてかかわっている人がいます。

このことが、トラブルの発端になっていると思えるのです。

プロ(職業)としてかかわっている人の利権が、トラブルの原因なのではと、私は考えるのです。

プロ(職業)としてかかわっている人が、自分の利益を得たいと考えて行動するのは、自然なことでしょう。

だから、プロ(職業)としてかかわっている人は、アマチュアの競技者を統括する団体の役員になるべきではないと、私は思うのです。
(だって、プロ(職業)としてかかわっている人が役員になったら、自分のかかわるアマチュアの競技者を優遇したくなるでしょう。優遇すれば、自分の利益につながるのですから。)

今回のトラブルの真実がどのようなことなのか、詳しく知る立場ではありませんが、利害関係とならない人が役員になる仕組みでないと、同様のことがこれからも起きるのではと感じます。
(公平、公正でないと、勝ち負けの世界は本来、成立しないはずなんですよね。)

アマチュアスポーツとお金の話って、いろいろ言われ続けていることだと思うのですが、限られた人だけの力関係で決まっている面があるように思います。

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