セクハラの調査方法
財務省の事務次官のセクハラ疑惑について、その調査方法について、いろな意見が出ているようですね。
セクハラの調査ということで、私が思ったのは、事実にたどり着くことができるのかな、ということです。
テレビ番組のVTRのような映像と音声があれば、判断材料として有力なものになるでしょうが、それも見分けられる程度の映像と音声であるという条件があります。
だから、当事者や周りにいた人への聞き取りが中心になるのだと思います。
それで事実を把握し、その内容を評価して、判断するのでしょうが、事実を本当に知っているのは当事者だけでしょう。
しかし、その当事者がセクハラ疑惑となっている内容を、分かりやすく、そして正確に伝えることができるのでしょうか(伝えるのでしょうか)。
行為を行った人(加害側)とされる人が自分に不利となるようなことは言わないと思いますし、不利な内容は否定するのではないでしょうか。
(有利になることは強調するかもしれません。)
調査が難しいのはセクハラだけでなく、パワハラ、いじめなども同様だと思います。
問題に関係したすべての人が納得する調査結果は、無理なのかもしれません。
正直な人と正直でない人がいるから、調査は難しいのだと思います。
救済を求めた人には、行為は本当に辛いことなのですが、行為を行った人(加害側)とされる人を、厳しく追及することの権限は一般の組織にはないのが普通なので、悔しい思いをすることになるのでしょう。
今回のケースは、国の組織に所属する人の問題ですから、行政がどのような調査を行うのか、国民はしっかりと見届けるべきです。
(もし、評価に値しないような調査しかできないのであれば、学校のいじめの調査も改善しないのではと思います。)
セクハラ、パワハラ、いじめ、嫌がらせといった問題は、証拠次第ということでしょうね。
(充分な証拠がなければ、泣き寝入りになってしまうことが多いのでしょうね。悔しいですね。)
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