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顔の見えない相手

元厚生事務次官宅連続襲撃事件に関連したニュースが続いている。
iza:イザ!にも、関連した記事がありました。

今回、被害者となったのは元官僚トップであるが、官僚トップというのは顔の見えない相手であると思った。

顔の見えない相手を説明するよりも、顔の見える相手とは何かを説明させていただく。

例えば、国の官庁に申請等の用事があった場合に、官庁の出先機関や窓口を訪ねることになるが、そこで担当者に出会っていろいろ質問等をする場合は、顔の見える相手となる。
自分が求めた行政サービスに納得がいかなければ、その担当者に要望、苦情等を言うことになるが、その担当者がその事案について取り決めたり決裁を決めているわけではない。
法令に基づいているならば、実際の運用については、本省庁の幹部官僚が考え決定しているのである。

出先機関は軍隊でいえば前線基地で、本省庁は司令本部であり、その命令は絶対である。
法律は国会で成立するといっても、具体的に対応し運用するのは官庁だから、社会を成立させているのは官僚なんだと自負しても不思議ではないことになる。
許認可については、許認可権者名は大臣、長官等となることが多いが、実際は官庁の幹部が決裁しているのだ。

国会議員は言動が報道されるし、不祥事を起こすと報道で叩かれるから、ある程度は顔の見える相手であるともいえよう。

それに比べて、官僚は本当に見えない相手である。
国民の日常生活にかかわるさまざまな制度運用について決定していながら、不祥事があったときぐらいしか公には現われてこない存在ではないだろうか?
(厚生年金の問題が発覚したときも、その例である。)
その意味では、幹部官僚は国民にもっとも遠い存在なのである。

元厚生事務次官宅連続襲撃事件は、国民が普段あまり意識することのない官僚をクローズアップさせたといえる事件である。

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